日本では引越しシーズン到来?
4月からの新年度に備え、日本ではお引越しシーズンまっただ中なのでは。
中には新居を構えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本では、新しい家を構えた人やなんかに
「引越祝い」
をするのが習慣。
もちろんアメリカにもその習慣はあります。
今回は、主人の母が友人に上げた「引越祝い」のプレゼントと共に、覚えやすい英語表現をご紹介したいと思います。
引越祝いを英語で言うと・・・
主人と出会ったのが、8年ほど前。
出会って1年ほどしてから、主人の実家に遊びに行った時、主人の両親がホームパーティーを開きました。
そこへ来ていたのが、最近家を建てたばかりと言う、義母の10年来の友人。
とてもエレガントな義母とその友人。
新しい家の様子や、インテリアに関することについて、盛り上がっていました。
そして、
「そうそう!あなたに渡したい物があるのよ!」
と義母が部屋の奥に行き、取り出して来たのが、15センチ角ほどの箱。
何が入っているんだろう・・・と、知らないアメリカンおば様の横で、私もその箱に釘付け。
すると、義母が、
“This is a housewarming gift from me!”
とプレゼントを友人に差し出しました。
新しく聞く言葉、housewarming gift。
でも、聞いてすぐに意味が分かりました。
すなわち、家を温かくする贈り物。
日本語で言う「引越祝い」です。
ちなみに、housewarming は一つの単語です。
義母が引越祝いに友人に渡したもの
”Thank you!!” の言葉と共に開けられた箱には、
木彫りの十字架。
え・・・。
あのめちゃくちゃセンスの良い義母から、このプレゼント・・・!?
日本人やったら、絶対いらん・・・。
しかも15センチ角と、かなりずっしりしたモノ。
しかし、信仰深いと言う義母の友人は、
「まぁ、素敵!なんてワンダフルな贈り物かしら!玄関に飾るわ!!」
と、ほんまかいな!レベルのリアクション。
そして、最後に
「これこそ、正に housewarming な gift よ!!」
と興奮気味に語っていました。
housewarming gift という表現
上げたプレゼントが十字架だったことはさておき、
housewarming gift ってなんだかとっても優しい表現だなぁと思った私。
また、その新しく移った家で、引越した人がホストとなって開く、
housewarming party
なんて表現も素敵だと思いませんか?
単なる家という空間に、友人らが集い、彼らの気持ちがこもったプレゼントが置かれると、家が団欒の場となる、
という言葉から連想されるイメージにも感動した私です。
「引越祝い」なんかよりも、ずっとずっと心温まる表現です。
ちなみに、贈り物としては、新居の雰囲気に問わず、気軽に渡せて、気軽に受け取れる、消えモノのワインやフルーツバスケットあたりが人気のようです。