「お寿司食べれますか?」は、"Can You Eat Sushi?" じゃない!?

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日本語上手な外国人のイライラ事情

日本には日本語のできる外国人も多く、

明らかガイジン!!!

という見た目でも、ペラペラペラ~っと私なんかよりも遥かに高い日本語の語彙をお持ちの方なんかもいて。

主人も見た目が明らかに青い目金髪長身の「ガイジンさ~ん!」ゆえ、日本語を喋ると毎度びっくりされます。

そして、

日本語お上手ですね~!

と毎度言われる度に、

日本語を喋るガイジンは珍しいという目で見るのはやめて!!

日本語を喋れる外国人もいる事に早く慣れて!!

と思うそうです。

ちなみに私はアメリカで一度もお店の人なんかに「英語上手ですね」と改まって言われた事がありません。

多種多様の人種がいるアメリカでは、どんな顔をしている人でも英語を話すのが奇異なことではないのでしょう。

日本人にとっては、

「日本語が上手いって褒め言葉のつもりで言ったのに、そんな風に受け取られても・・・」

と思うかもしれません。

でも、私の周りの日本語上手な外国人が共通して言う愚痴のダントツがコレ。

日本人の頭のどこかに、

日本語を話す外国人はめちゃくちゃ珍しい

という固定観念があるのかもしれません。

外人さんはお寿司食べられないんじゃ・・・という心遣いが無礼に!?

そんな日本大好き日本語流暢、その辺の日本人よりも日本文化に精通しているガイコク人がよく言うのが、

「日本人って、よく “Can you eat sushi?” も聞いて来るよね!あれ、ほんと馬鹿にされた気になる!!」

というコメント。

ハイ!?

なんで!?

外国人(特にアメリカ人)ってさ~、生魚食べない人多いじゃ~ん。

お寿司やお刺身目の前に出されて、顔引きつる人多いじゃ~ん。

そんな外国人に、「お寿司食べれますか?」って聞いて、何が悪いの~!?

日本人同士でも、「食べられないものはないですか?」って聞くし!!!

何をそんなにカチンと来てるのか、分からんザマス!!!

問題は聞き方だった!”Can you eat ~?” ではなく、”Do you like ~?”

Can you eat sushi?(お寿司食べれますか?)”

と聞かれる事に何の間違いがあるのか、あまりにも不思議なので、これはとことん突き止めよう!と主人を尋問。

すると、

「”Can you eat sushi?” ってさ~、『お寿司を物理的に口の中に入れて、噛んで、飲み込む(すなわち、食べる)ことができますか?』って意味に取れるんだよね~。そう聞かれると、いくら嫌いでも食べる行為はできる!って言いたくなる」

・・・え!?それって、まさかの

ヘ・リ・ク・ツ!?

でも、実際はそうではないようで。

日本の学校では、「~できますか?」は、”Can you ~?“と習います。

テニスができますか?

英語が話せますか?

の質問は、全て “Can you ~?” で済ませてきました。

だから、お寿司食べれるかに至っても、”Can you ~?” で良いじゃない!

と思うのですが、そこを言うと、イラッとされます。

じゃあ、どう聞けばと言うと、

Do you like sushi?(お寿司は好きですか?)”

が正解。

・・・っくぅ~。

言われてみれば、そちらの方が合っている気がする~・・・。

日本語と同じ感覚で訳してみると、無礼になったりもする

ここまでお読み頂いて、

「うわ~、知らなかった~。絶対今まで、”Can you eat sushi?” って聞いてきてた~」

って思った方多いのでは?!

私だってそうでした。

前述の通り、日本語の感覚で英語にしているんですから。

日本語で「○○が食べられない」は、「○○が好きじゃない」と同じ意味。

でも、英語でそのまま聞くと、

お寿司を食べるという行為はできますか?

と言うことを聞いている事に。

外国人と触れ合う時、是非今度からは、”Do you like sushi?” を使ってみてください!

そして、日本語が上手な外国人に出会ったら、

「きっと何度も言われていて、私まで言うと失礼になるかもしれませんが」

と冒頭に付け加えて、日本語が上手なことを褒めると、

この人はガイジンの気持ちをよく分かってる!!!

と、とても喜んでくれますよ。