Have a Nice Flight! へのとっさの返答

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空港でのとっさの間違い

空港のカウンターでチェックインをしたら、決まり文句のように言われるのが “Have a nice flight! (良い空の旅を!)” の一言。

とある旅行中、空港でチェックインを済ませた際にもやっぱりこの一言を言われました。

そんな時には、”Thank you!” と言えば良いものの、私の口から出たのは “You, too!(あなたも!)” の返答。

“Have a nice day!” と言われた時の感覚で、とっさに言ってしまいました。

こういう「考えたら分かる簡単な間違い」をしてしまった時は、決まって「あぁ~、何言ってんの~」と思い、「カウンターのお兄さんは飛行機乗らないじゃ~ん」と自分に突っ込みを入れ、「次は絶対に間違えないぞ!」と心に強く誓うのです・・・。

そして、待ちに待った次なる旅行の機会。自分を試すチャンス!もう同じ間違いはしないと心に決め、カウンターに向かいます。

前回同様の台詞を航空会社のスタッフに言われ、無事 “Thank you!” と言い終え、安堵の気持ちに浸る私。しかし、即座に私の右横で “You, too!” と言ったアメリカ人のおばさんを発見!

間違ったのは自分だけじゃない

え?!と一瞬耳を疑った矢先、私の左横では主人までもが “You, too!” と答え、その後「あ、飛行機乗るのは私だったよね~」なんて笑いながらスタッフと話しているではありませんか。

そんな間違い、ネイティブスピーカーでもしちゃうわけ?

早速主人に聞いてみると、「これは有名なよくある間違いなんだよ。あまりにも “Have a nice day!” と “You, too” のやり取りが多すぎて、みんな癖になってるんだ。航空会社のスタッフなんて一日耳にタコが出来るくらい “You, too” って言われてるはずだよ」なんて呑気な返答!

先日私が絶対にもう間違わない、あぁ恥ずかしい、なんて馬鹿なんだ、と自分を責めたのは一体なんだったんでしょう。

間違った自分を反省する前に「間違っちゃったよ~」と主人に言っておけばあんな大反省しなくて済んだの~?

でも、一度「もう間違えないでおこう!」と自分に宣誓したのは強いみたい。最近は飛行機に乗るときにはめっきり “You, too!” と言わなくなった自分がいます。

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幼少時代から父親の仕事の都合で転校続き。小学校は国内外問わず5回も転校。英語漬になったは15歳から。 その移動癖は大人になっても変わらず、2010年にはアメリカ人と結婚し、現在ワシトンDC近郊にて生活中。 日本の中学校で学んだ正しいと信じてきた英語は、一歩海外に出ると覆されることばかり。コラムでは、実は人見知りでアメリカ人がちょっぴり苦手な私の役に立つ英語失敗談をご紹介したい。 趣味は旅行、語学、料理、ヨガ。興味は、健康、子供、教育。