トロント・ブルージェイズに在籍するメジャーリーガー、ムネリンこと川崎宗則選手。
毎晩イチローのDVDを見ながら寝る、ファンから「イチロー選手のいいところは?」と聞かれて「この世に生まれてきてくれたこと」と答える、イチローのひとつ後ろの番号ということで背番号52をつけ続けるなどイチロー選手への心酔ぶりで有名な彼(笑)、実はカナダでもっとも愛されている日本人なのです!!!
今回はそんなムネリンの愛されぶりをご紹介しながら、心をつかむグローバル戦術について考えていきたいと思います!
海外TVで大ウケのムネリン
勢いとイチロー野球への愛だけで渡米したムネリン。英語は殆ど喋れません。
にも関わらず登場しただけでこの盛り上がり!謎の本を見ながら、意味不明な英語を連発するムネリンに全員爆笑。
イッツオールアバウトソウル!!すべてはハート!
英語はあまり話せないけれど、まったく物怖じせず苦手意識をカケラも感じさせないムネリン。でもさすがに3年も英語に囲まれて生活しているので、聞き取りはなんとなくでこなせていますね(笑)
愛されキャラの苦難と喜び
実はムネリン、最初はイチローのチームメイトになるべくマリナーズとマイナー契約したのですが、その後すぐイチローはヤンキースに移籍。
間もなくムネリンも解雇を言い渡されました。しかしムネリンは諦めず、イチローと再びプレイする日を夢見てブルージェイズとマイナー契約。
そんな彼を野球の神様は見ていたのでしょうか?レギュラーの故障によりタナボタ昇格、そして大活躍した試合後のインタビューで何故か「アイムジャパニィィズ!!」と絶叫。
一同( ゚д゚)ポカーン、その後大爆笑!ここからムネリンの愛されキャラは勢いを増していきます。
とにもかくにも地元ファンやチームメイトの心をガッチリ掴んだムネリン。
故障していた選手が戻ってきて降格したときにはチームメイト全員が悲しみ、異例の送別会をしたそうです。エース選手には「みんながカワサキに恋をしていた」と言われ、地元紙は「カワサキが恋しい13の理由」という特集を組んだほど。
「自分は死んだわけじゃない。ボクは野球選手だし、明日のグラウンドが違うだけ」
この潔い発言に誰もが涙した2日後・・・
悲しみムードのブルージェイズから再び故障者が出て、ムネリンまたまた昇格(笑)!
インタビューでは英語の上達を褒められていますね。「チームメイトが先生。もっと英語の練習したい!」と語るムネリン。日本のメディアのインタビューでもこう語っています。
チームメートにも「日本人はみんな通訳つけるだろ、大丈夫か」って心配されたけど、ドミニカとかベネズエラの選手とかは通訳がいないわけですよ。
僕だって一緒じゃないかと。だからチームメートには「I have you」、通訳いないけど、お前らがいるからって答える。
文法はめちゃくちゃ、語彙は中学生レベル。それでも少しの単語とダンスと笑顔で会話ができる彼のハートは、今日もMLBに愛されています。
言葉の壁なんてない!!
文法、単語・・・きちんと話すことに気をとられて、自分の魅力を見失っていませんか?
It’s all about soul.
すべてはハートだ!を合言葉に、間違いを恐れず勇気を出して話してみましょう!