結局、TOEICって意味あるの?TOEICのメリット・勉強法・教材を一挙紹介

0
3921

はじめに

ここでは

●「TOEICでいい点取っとけ」っていうけど、なんで?

● 勉強してもいまいちスコアがあがらない、助けて!

● 600点の壁高すぎ、どうしたら超えられる?

● リスニングでいつもつまづく……いい方法ない?

● 本屋に行くとTOEIC対策本多すぎて逆に迷う

こんな疑問・質問・悩みをスパッと解決する話をしていくよ!

「とりあえずTOEICブームに乗ってみようと思った」「受けろと指示された」「就活・受験で有利になる何かが欲しい」なんて人にうってつけ。ちなみに、高得点の取り方や教材レビューは別のページで特集してるから、そっちも見てね。

ぶっちゃけ、TOEICは『オイシイ試験』

日本で『英語の試験』と言えば英検かTOEIC。だけど、最近は英検よりTOEICの方が人気……というか、活躍の場が多くなっている。ぶっちゃけ英検の影が薄くなってる(笑)

なんでか?

それは、TOEICが『オイシイ試験』だから。

大学受験にしても就活にしても、TOEICでいい点を取ると有利になる場合がめちゃくちゃ多い。特に就活は、足きりに使われたりエリートコースの条件に使われたり、高待遇の条件になってたり、とにかく『使える』。しかも、誰もが知ってる大手企業ほどその傾向が強い。

具体的にはこんな感じ。

900点 松下電器・サムスン
860点 富士通・三菱商事
850点 NTTコミュニケーションズ
800点 日立製作所・KDDI・住友不動産・野村不動産
750点 三菱商事・三井物産・楽天
730点 日本IBM・住友商事・ソフトバンク
700点 NTT東日本・キリンビール・シャープ
650点 日立製作所・アサヒビール
600点 富士通・トヨタ自動車・NEC・キャノン

……見ての通り、『英語を使うとは限らない職場』でさえ、TOEICのスコアが求められるケースが増えている。しかも、この流れはますますエスカレートしていく可能性が高い。高得点を取れるかどうかで、後の人生まで決まりかねない、それぐらいアツいのがTOEICなんだ。

となれば……取らなきゃソン、だよね?

ん?「そんなこと言っても、難しいんでしょう?」って?

……まあ、勉強しないで高得点取れるほど甘いもんじゃないけど(笑)、国家試験ばりにムチャクチャ難しいわけでもない。

実は、TOEICは『コツさえわかれば、誰でも高得点が取れる試験』なんだ。そのコツはこれからじっくり話していくよ!

そもそも、TOEICって何なのさ?

・・・・・・とはいえ。

そもそもTOEICが一体どういう試験なのか、そこを押さえなきゃ始まらないよね。

TOEIC公式サイトによると、『TOEIC(トーイック)とはTest of English for International Communicationの略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテストです』……らしい。なるほどわからん(笑)

ざっくり言えば

● 問題は全世界共通(=日本語は一切出てこない)

● 合格不合格はなく、点数が出てくる

● リスニング(聞く)とリーディング(読む)のテスト

ってこと。ちなみに開催日は地域ごとに違っていて、毎月やってる地域もあれば3ヶ月に一回の地域もある。自分の住んでるとこの開催日は公式サイトで調べられるよ。

TOEIC公式サイト

んで、TOEICの特徴が『問題の傾向がガッチガチに決まっている』ってところ。ハッキリ言って対策がしやすいんだ。『TOEICの対策』に全力投球していけば、対策してない留学生よりいい点取れる可能性さえある。んで、いい点を取れば取るほど現実にオイシイ思いができるってのはさっきも書いたとおり。

中には「TOEICの点だけでは英語力は図れない」「TOEIC満点でも英語喋れない人もいる」なんてツッコんでくる人がいる。確かにその通りっちゃーその通り。でも、TOEICが『受けるメリットが大きい試験』なのも確か。「私は英語が喋れます」「私は3年間留学していました」なんて自己申告より「TOEIC800点です」の方が説得力があるんだな、これが。

TOEICの点数と英語の実力

TOEICがどういうものかがわかったところで……次に気になるのが『TOEICの点数と英語の実力』。よく『600点を目指せ!』『900点取るぞー!』とか騒いでる人がいるけど、点数だけ言われてもどれだけ英語の実力があるのかよくわからない(笑)

他の試験と比べると、大体こんな感じ。

センター試験
68.4%~ 76.0% 350~400点
76.4%~ 80.0% 400~450点
84.4%~ 92.0% 450~500点
90.0%~ 500~750点
英検
凖2級 390点
2級 520点

……うん、結構ハードっぽく見える。

ただし、これは『TOEIC対策をしていない場合』の比較。対策をしている場合、100~150点上がると言われている。

『対策だけで100~150点上がる』……「んなアホな」って言いたくなるだろうけど、これは事実。それぐらい、TOEICは『TOEIC対策』が大きな効果を発揮するテストなんだ。逆を言うと、TOEIC対策をせずにガチの高得点は取りにくかったりする(笑)

というわけで、上の表を見て「うわ、マジ無理」とドン引きしてもあきらめないでほしい。高得点を取るための手が色々ある。それをいまから話していくよ!

TOEICの点ってどうやってあげるの?

実は、TOEICで高得点を取るには『2つの要素』がある。

1.基礎力

2.TOEIC専用対策

この2つ。基礎力がなければお話にならないんだけど(涙)、基礎力だけでは高得点が取れないのもTOEICの特徴。TOEICに出やすい単語、TOEICの問題量に対応するためのスピード訓練、TOEICの問題の傾向……良くも悪くも、TOEICは独特。

だから、『TOEICの高得点を狙う』なら『TOEICのための勉強』をしていく必要があるんだ。ある程度の基礎力があるのなら、英語の総合的な実力アップじゃなくてTOEIC対策に全力を注ぐのが高得点への近道だよ。

基礎力の目安としては『英検準2級』『TOEIC400点(対策しないで受けた場合)』が一つのボーダーライン。大学入試センター試験を受験した人なら大体このレベル。ここに達してない場合は基礎からやり直し、ここに達しているなら、TOEIC対策に全力を注ごう!

基礎力が欲しいぞ!という場合

TOEIC対策に入る前に、まず押さえておきたいのが『中学卒業レベルの文法』。これがなければ始まらない。TOEIC専用文法なんてものはないので(笑)、自分が持っている文法書や、中学3年までの文法のおさらいができる参考書を一冊買ってやりこむのが一番だよ。

え、単語?単語は『TOEIC対策』で詳しく説明するよ!

TOEIC対策!何をする?

基礎力のおさらいをしたら、いよいよTOEIC対策のはじまりはじまり。

まず、TOEIC対策には大きく分けて4つある。

1 単語

2 問題演習

3 リスニング

4 スピード特訓

ひとつひとつ見ていこう!

1 単語

「単語って基礎力じゃないの?」なんて思うかもしれない。その考えは正しい(笑)ただ、TOEICの場合は出る単語が大体決まっているんだ。センター試験に出やすい単語があるように、TOEICに出やすい単語もある。で、TOEICの高得点を狙うなら、TOEICに出やすい単語を集中的に覚えていったほうが効率的ってわけ。

単語については本屋にも『TOEIC対策専用の単語集』がいっぱい売ってるから、自分の好みに合うものを選んでみてね。

ここでのポイントは『TOEICにも対応』じゃなくて『TOEIC対策用』を選ぶってこと。出ない単語を覚えてもしょうがないからね!(笑)

2 問題演習

TOEICの大きな特徴として『問題のパターンが決まっている』というのがある。テストは全てマークシートだし、セクションごとに何を聞くかも公式で公開されているんだ。

リスニングセクション(45分間・100問)

part1
写真描写問題
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
part2
応答問題
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
part3
会話問題
2人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 各会話には設問が3問ずつある。
part4
説明文問題
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各トークには質問が3問ずつある。

リーディングセクション(75分間・100問)

part5
短文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
part6
長文穴埋め問題
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
part7
読解問題
いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各文書には設問が数問ずつある。

TOEICの問題形式は昔からこれで、今後もあまり大々的には変わらないだろうといわれている。

つまり、TOEICは『問題形式に慣れる事ができる』『問題に慣れることが高得点のカギ』なんだ。よく言えば手堅い、悪く言えばTOEICはマンネリ上等、それがTOEIC(笑)つまり、問題を解きまくっていれば『何を聞かれるか』の予想がつくようになる。予想がつけばこっちのもの。

TOEICの高得点を狙うには『習うより慣れよ』、これが大事!

3 リスニング

これも2と同じで、『習うより慣れろ』の部分が多い。リスニングは基本的に一発勝負、しかも問題がたくさん。ぶっちゃけもたもたしていられない。そんなときに大事なのが『慣れ』。ゲームは慣れてくると『ここがポイントだ』ってのが分かるようになるよね?TOEICのリスニングも同じ。問題や選択肢を見た瞬間に何を聞かれるかが予想できるぐらいまでやりこむことが大事だよ。

そういうトレーニングだから、使うのはもちろんTOEICの本番と同じ形式のリスニング問題。反射的に答えるからね!聞き流してる場合じゃないからね!

4 スピード訓練

TOEICの大きな特徴が『問題数がめちゃくちゃ多い』ってところ。リスニングは45分で100問、リーディングは75分で100問解く。なんと1問につき1分もかけさせてくれない!何にも対策しないで挑んだ場合、タイムオーバーで泣く。絶対泣く。

で、当然ながら、高得点を狙うならスピード勝負は避けて通れない。もはや早押しクイズの域。幸い、問題形式は全部決まってるから、時間配分は決めやすい。どこで何分使うかを自分できっちり決めて、その配分を守れるように特訓することが必要だよ。

……結構しんどくない?そんなときは

……と、TOEICの取り組み方を解説してきたんだけど……

まあぶっちゃけ『めちゃくちゃしんどくないかそれ!?』ってのが本音じゃないかと(笑)独自の対策やらスピード訓練やら、やることが多すぎてイヤになるよね。

今見てきたとおり、TOEICは独特なテストだから、必ずしも英語の実力とイコールにはならない。んでもって、高得点を取ることがいろんな意味で人生にオトク。

となれば、「短期間で高得点を取りたい、そのためのムダのない勉強がしたい」って思うんじゃないかな?

TOEICのためのムダのない勉強とはズバリ『TOEICで聞かれやすいパターンの勉強』『TOEICで聞かれやすい単語の勉強』『TOEICのリスニングスピードについていく訓練』。これが全部こなせる教材があれば勝てる。

でも、そんないいとこ取りの教材があるわけが

・・・・・・あるんだな(笑)

それがアルクのTOEIC完全攻略シリーズ。500~900まで、100点刻みの講座がある。もちろん、講座によって難易度や使われているテクニックは異なる……んだけど、共通するのは

  • 厳選した頻出単語
  • 聞かれやすい問題・回答パターン
  • 豊富なリスニング問題
  • タイムトライアル(スピード対策)
  • 本番と全く同じ形式の模試

などなど、『全部盛り』というところ。どこにも隙がないぐらいにTOEIC対策に特化していて独学では勉強しにくいリスニングの問題までたっぷり入っている。これは嬉しいよね。

TOEICを有利に使いたいなら、下手に本や問題集を買い込むよりも、アルクの教材一つに絞ってやりこんだ方が確実だよ。

ちなみに『目標は800点なんだけど、今は400点。そんな私は何を買えば?』と悩む人のために比較特集も書いたから、それを読んで『自分にピッタリの教材』を見つけてね!

<TOEIC教材徹底比較特集はこちら>