映画『50回目のファースト・キス』から学ぶ恋愛英会話フレーズ

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英語の勉強になるような映画を見たいけれど、子供向けはつまらないしムズカシイ話だとついていけない・・・

そんな方におすすめなのがラブコメ洋画!!日常でよく使うフレーズがたくさん出てきて、難しい単語も殆ど出てこない、おすすめ洋画をご紹介します。

50回目のファースト・キス

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ハワイを舞台に、記憶障害で前日の出来事を全て忘れてしまうルーシー(ドリュー・バリモア)と、彼女に恋をしてアタックを続けるヘンリー(アダム・サンドラー)との恋の行方を描いたラブストーリー。

わたしのイチオシ映画です!

どんなに仲良くなっても、お互い恋に落ちても、次の日には全部なかったことになってしまう・・・。

ルーシーを守ろうとするパパに睨まれ、オバチャンに邪魔され、時には不審者扱いされ、それでもメゲずに毎日新しい出会いを演出してルーシーに恋をさせようと頑張る元チャラ男のヘンリーがいちいち面白くて憎めない!

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殆どの登場人物は聞き取りやすい英語を話しますし、会話が特に早くなるシーンもほぼありません。

ヘンリーの友人ウーラ(ロブ・シュナイダー)は大げさなハワイなまりを喋るのでセリフが聞き取りづらいところもありますが、それもまたオモシロイ。

ヘンリーが毎日繰り出す新しい口説き文句は、男性の参考になること間違いなしです!(笑)

毎日すべてを忘れてしまうルーシーと、それでもどうか忘れないで欲しいと願わずにいられないヘンリー。

深刻になってしまうシーンも、悲しいシーンもあるのですが、常夏のハワイの美しい海や山の雰囲気、キーとなるThe Beach Boysの曲、”Wouldn’t It Be Nice”がいい具合にそれを和らげています。

ヘンリーのカラッとした明るさと、ルーシーのキュートな笑顔、ふたりのやりとりがとってもカワイイ。

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水族館で働くヘンリーと、セイウチやペンギンとの友情も見どころです。実際にハワイで撮影されているので、ハワイ好きの方は「あ!ここ知ってる!」「ここ行ってみたいなぁ」なんて楽しみ方もできますね。

オススメの観かたは
英語&日本語字幕で一度観てから、英語&英語字幕、その次に字幕なし!

日本語字幕で「ここいいな」と思った部分を覚えておいて、英語で何と表現しているのかチェックしてみましょう。お気に入りのフレーズは字幕なしでも、必ず聞き取れますよ♪

“Nothing beats a first kiss.”

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ストーリーに触れてネタバレしないよう、少しだけフレーズのご紹介。

beatを辞書で引くと、(続けざまに)打つ、(手・棒などで)(…を)連打する、たたく、撃退する

などと不穏な単語が並んでいます(笑)もちろんこういう意味でも使うのですが、beatにはスラングで「負かす」という意味もあります。撃退するというニュアンスから来ているのでしょう。

  • “I will beat you up.”

というようにupをつけると、「叩くわよ」という意味に。

  • “I will beat you!”

と言うと、「あなたを打ち負かしてやるわ」=「わたしが勝つ」という意味になります。

ルーシーのセリフ、

  • “Nothing beats a first kiss.”

これは直訳すると「何もファーストキスを打ち負かすことはできない」=「ファーストキスって世界一最高!」という意味になるのです。

“I don’t want you to strike out tomorrow.”

DREW BARRYMORE AND ADAM SANDLER

恋に落ちた日のルーシーは、ヘンリーが何度もフラれていることを知り、こう言います。

  • “I don’t want you to strike out tomorrow. So maybe you could talk to me about lilies.”
  • “Lilies?”
  • “I’m a sucker for lilies.”

strike outにはスラングで「失敗する」という意味があります。ストライクアウト=野球の三振から来ているのでしょうか?

ルーシーは「明日は失敗してほしくないの。だからユリの花の話をしてくれたらいいと思う」と言っています。これに対して「ユリ?」と聞き返すヘンリー。

suckというのは「吸う」という意味の単語ですが、a sucker for~という使い方をするときは「~に夢中な人」「~マニア」というような意味になります。「ユリが大好きなの」と言っているのですね。

ちなみにsuckにはスラングでは色々な意味があり、”You suck!”などと言うと「オマエ最悪!」という悪口にもなります。

「デート」に見る文化の違い

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この映画、原題は”50 First Dates”なのですが、皆様はdateという単語に、どんなイメージをお持ちですか?

「デート」のこと。そうですね!そういう使い方もします。

例えば、

  • “I had a date with him last night.”「昨夜彼とデートしたの。」
  • “He asked her on a date.”「彼は彼女をデートに誘った」

こんな風に名詞として使うことは多いです。

「デートする」という動詞。こんな風にも使いますね。
“I dated the girl.”「あの子とデートしたことがある」

ただ英語のdateは、日本語でイメージするデートよりも、もう少し広範囲な意味を持ちます。

  • “I dated the girl.”「あの子と付き合ってた」
  • “I dated the girl.”「あの子と寝たことがある」

こんな意味を含ませることもできるのです。フクザツ~・・・。

他にも「デートの相手」という意味もあり、
“He is my date for tonight.”「彼が今夜のデートの相手なの」
という風にも使います。

“I had a wonderful date.”なんて一文だけを見ると、
「素敵なデートだった」「素敵な人と付き合っていた」
どちらの意味にもなるんですね。前後の文脈から判断します。

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日本的イメージだと「デートに誘う」「付き合う」はセットでしょ!?なんて思ってしまいますが、アメリカ人の文化はちょっと違います。

アメリカ人は「まずデートしてみる」というお試し期間があり、その間はお互い他の人とデートしてもいいわけです。

「デートしてくれる?」と誘われても、付き合ってくれと言われているわけではないのですね。

そこから恋人同士に発展するには、”Would you be my girlfriend?”とか、”Will you go out with me?”「恋人になってくれる?」というような言葉があるときもあれば、ないときもある・・・。

(個人的には、「付き合ってください」と”Will you go out with me?”、こんなに違う文化なのに同じような言い回しをするんだなあと感動した覚えがあります。)

お互い、家族に紹介=真剣交際となんとなく判断していたりします。意外とアバウトなのでそれが原因でモメることもあります(笑)

話が少し逸れてしまいましたが、ルーシーとヘンリーの”50 First Dates”は”First”がついているので、「50回の初デート」ということになりますね。

デートより邦題の「ファースト・キス」のほうがしっくり来るのではないかな~なんて思っていますが、キスをしていない日や玉砕の日もあるのでデートになったのでしょうか。

ヘンリーとルーシーの50 First Datesの後は一体どうなるのか・・・

恋愛というと、感情・情熱のように言葉にできない事を重視するものですが、たまには言葉を深く読み込みながらご覧になってみてはいかがでしょう?

是非観てみてくださいね!


予告編&本編300円でこちらのYouTubeからご覧いただけます!