英語教材ってどうなのかなー?と迷っているそこのあなたへ。
当サイトでは、総額100万円か200万円ほど英語教材というものを実際に買ってみてレビューを行っています。
すでにレビューをした教材だけでも20個以上あり、レビューするまでもない(知名度がなく、オススメするまでもない教材がいっぱいあります。)ものを含めると、これいい加減捨てても良いかなというぐらいあります(笑)
そうなってくると、1つ1つのレビューはもちろんなのですが、こんな疑問・不安が出てきます。
- 結局どの英語教材が良いの??
- そもそも英語教材って使えるの?怪しいCMとか多いけど。
- 英語教材って結構高いよね…。
英語しゃべれるようになるなら良いけど、ダメなやつ買いたくないな。 - すごそうなことことばっかり書いてるけど、
自分の目的/レベルにその教材があってるのかわからない。
ということで、これらの疑問にお答えすべく、英スタ的『英語教材選び虎の巻』をこれからお送りしていきます。
ちょっと長くなるかもしれませんが、英語教材の購入を考えている方は、悪質な教材に騙されないようぜひご一読を!
英語教材って本当に効果あるの?
さてさて、ということで本題に入っていきたいわけですが、まず英語教材ってなんなのでしょうか?
本来、英語の学習をするのあれば、本屋にいけば大量にずらーーーーーっと並んでいる英語の学習書を買えば良いだけです。
それなのに、今このページを見てくれているということは、それらに無いなにかしらの良さを英語教材に求めているのでしょう。
例えば英語教材の中でも知名度が一番であろうス○ードラーニングであれば、CMの中でこんなことを言っています。
- 聞き流すだけで英語ができる!
- 忙しくても英語が話せるようになる!
- 1日5分からで大丈夫!
- 受講者○万人突破!
- ○○大学の○○博士のお墨付き!
- 喜びの声多数!外国人の友達ができた!
では、実際はどうなのか。この手の教材もすべて実際に買ってきたので、改めて言えます。
「そんなわけないじゃん。」
(笑)
100%無理とは言いませんが、限りなく絵空事です。
買わずとも、そんな夢のようなお話がないことはわかっているでしょうけど、とはいえ「もしかしたら・・」と思い、買ってしまうのがこの手の英語教材の怖いところです。
正直なところ世の中に溢れる英語教材の9割は、過大な宣伝だけして、実際は大して使えないものばかりです。
では、実際のところ「良い英語教材というものはあるのか。」「なぜその教材は良いのか。書籍などと何が違うのか。」というところに入っていきましょう。
まず、良い英語教材は存在します。
そしてその良さは、大きく分けて2つのパターンがあります。
優良英語教材 パターンその1
『初心者向け。用途と学習時間を絞っている。』
英語教材を100万円分以上買ってきて、改めてわかったことなのですが、ぶっちゃけマジメに一から英語を勉強するなら、NHKのラジオ英語講座が一番です。
大抵の本屋に行けば、500円程度でNHKラジオ英会話のテキストは買えます。
ラジオの時間に合わないという人は、CD付きが1,500円程度で買えます。
内容は天下はNHKが作っているものです。ダメなわけがありません。多くの英語学習者もNHKラジオ英会話をオススメしています。
しかし、問題が1つ。
NHKラジオ基礎英語の説明文をここに引用します。
1年をかけて、中1レベルの単語や文法を基礎から学びます。表現できる、理解できるなど、さまざまな「できる」を増やしていきましょう。
ココです。
正直に答えてください。
マジメに1年間も、改めて英語の勉強ができますか?(笑)
仕事目的などであれば別ですが、9割の人はテキストを買って数ページだけこなしたら、後はホコリをかぶらせるだけでしょう。
なにかしらの目的があるわけではないけど、
- 海外に行った時に困らない程度の英語力が欲しい
- 頭の体操がてら勉強したい
という人には、NHKラジオ英会話はちょっと合っていないんです。
だからこそ、「1日5分からで大丈夫!」のような宣伝が魅力的に見えるわけですし。
英語の学習者ってマジメな人が多いので、「1日5分とかふざけたこと言ってないで、マジメに1年間勉強しなよ」と言ってきます。
でも、1日5分とは言わないけれど、1年も使わず、ある程度効果が得られるものないのーっていうのが、普通の人の心情です。
この辺わかってほしいですよね(笑)
- 今から改めて1から文法の勉強とかめんどうくさい!
- 1日5分とは言わないけれど、1年間毎日1時間も勉強できない!
- 軽く英会話できるようになる程度で良い。
これが普通の人の本音なわけです。
しかし、その希望に沿いつつ、ちゃんと効果がある教材というのはほぼ存在しません。
簡単に英会話できるよー!と宣伝してるくせに、中身はただの英語音声CDが届くだけ、というのがほとんどです。それを聞くだけで英語が話せるようになるわけがありません。
そんな中、私達のわがままも理解してくれつつ、効果も高い教材があります。
それが「スピークナチュラル」という英会話教材です。
スピークナチュラルは簡単に言うと、この2つをやる教材。
- 超スローな誰でも聞き取れる英語音声でリスニングする。
- 簡単で実用性の高い文章を、すぐ英訳して口に出す練習をする。
つまり中学レベルの簡単な英会話を、その場でさらっと使えるように練習する初心者向け英会話教材なのです。
ス○ードラーニングのような、ただ英語音声が流れるCDが入ってるだけの教材でなく、英語を実際にしゃべるためのカリキュラムを整っている教材が良いです。
自分で口に出して練習するのが一番身につくスピードが早いですから。そもそも英会話なんだから、聞いてるだけじゃなくて口にしないと意味ないです。
とはいえ、その単純なことができている教材がほぼ見あたらず、唯一ちゃんとしているのがこのスピークナチュラルでした。
改めて文法の基礎などを学ぶことはできませんが、簡単な英語の意思疎通ができることを目指すなら、まずはコレに絞って学習するのが良いですね。
スピークナチュラルの公式サイト⇒
https://www.ei-sta.com/natural
英スタのスピークナチュラルレビューページ⇒
https://www.ei-sta.com/kyozai/detail/40
優良英語教材 パターンその2
『中級者以上向け。英語学習の効率化と、ボリュームアップを図る。』
続いては初心者向けでなく、すでにある程度英語力がある人向けのお話。
先ほどのそこそこの学習でそこそこの成果を得たい、というのとはまた違って、「マジメに勉強したいけど、どれが良いの?」という人向けのお話です。
英語の基礎学力ができると、後はいかに良質な教材を見つけ、どれだけの数稽古をこなしていけるかという段階に入ります。
英語習得には1000時間かかるなんて話もありますが、それだけの学習をすることはもちろんながら、その学習時間分の教材を揃えるというのがそもそも手間です。
例えば、英会話の学習をしていて、本屋でCD1枚付きの書籍等買うとなると、極論ですが1000時間という時に何冊本を買うんだよ!って話になります。
そんな時に英語の教材であれば、CDが20枚30枚入っているのは当たり前だったり、毎月新しいCDが届くという形式になっているので、その手間がなくなるわけです。
そんなわけで、基礎力が身についていて、ある程度英語教材等買う資金に余裕がある人であれば、時間をお金で買うということで英語教材を買うのはありです。
じゃあ具体的にどの教材が良いのでしょうか。
「英語中級者以上でも満足のクオリティ」「長時間の勉強に耐えうるボリューム」を兼ね備えた教材となると、これまたほとんど数がありません。
ボリュームが増えると、必然的に値段も上がってくるので、使えないものは買えません。
ただでさえ英語教材というと怪しいものも多いですから。
例えば、こんなのとか(笑)
1日5分で英語ぺらぺら!TOEIC900点達成者多数!○○大学の○○教授推薦!そんな、中身にまったく触れない怪しい教材ばかりです。
中身が良いなら、中身をアピールすれば良いわけですし、こういった類のものはやはり中身を伴っていることが少ないです。
そんな中で唯一、きちんと中身が伴ったガチの英語教材を提供している会社があります。
それが「株式会社アルク」です。
アルクという名前は知らないかもしれませんが、「ヒアリングマラソン」という英語教材を出している会社、というと知っている人が増えるかもしれません。
アルクは創業1969年。なんと45年近くも英語教材・書籍の販売一筋で続けている会社です。
ヒアリングマラソンのような英会話教材をはじめ、ビジネス向け英会話教材やTOEIC教材、幼児英語教育教材など、とにかく英語に関する様々に教材を販売しています。
今販売ページを見て、パッと数えただけでも約40個の英語教材を販売していました。
日本で最大手の英語教材販売会社と言って良いでしょう。
アルクは巷に溢れる英語教材のように、「5分だけで!」とか「○週間で英語ぺらぺらに。」などと、ありえない事を語ることはなく、とにかくマジメで良質な教材を提供しています。
裏技なんて無いとわかってるから、これからコツコツと英語の学習をしたいという人にはアルクの教材を薦めています。
【アルクの英会話教材】
1000時間ヒアリングマラソン
https://www.ei-sta.com/marathon
⇒英スタの1000時間ヒアリングマラソンレビューページ
https://www.ei-sta.com/kyozai/detail/15
ヒアリングマラソンはかなり有名な英語教材ですね。
あの楽天の三木谷社長も、ヒアリングマラソンを利用していたという話もあるぐらい実践派の方々に評価されています。
価格が高い印象もありますが、月々で言うと4,500円/月。これって実はス○ードラーニングなどとほぼ一緒なんです。
しかも「1000時間ヒアリングマラソン」であれば、毎月届けられる教材は都度新しいものが作成されています。
英語教材で毎月お届け!というもののほとんどは、何年も前に作られたものを分割して送っているだけのものがほとんどです。そのため内容に新鮮さがありません。
一方で、毎月月刊誌のように新しい内容を作成している1000時間ヒアリングマラソンであれば、例えばappleのスティーブ・ジョブズが亡くなった月には、ジョブズのスピーチに関連した内容が届くなど、都度ホットなものを聴けるわけです。
テキストの出来の良し悪しはもちろん、文章の内容自体が面白いかどうかというのは、学習を続ける上でかなり大事なので、この部分は重視した方が良いですよ。
アルクのTOEIC教材は数多くありますが、主要どころはこの辺り。
簡単に言えば、大人のTOEIC用の進研ゼミというところでしょうか。
一日30分、とにかく○ページ~○ページまでやれば、網羅的にTOEICの学習ができます!というスタイルです。
学生自体のドリルや、チャート式みたいなノリを思い出させます。
TOEICの学習ということで、あれやこれや複数の書籍を探す手間を考えると、1つにまとまっているのは、時間がない人には非常にオススメできます。
以上の2パターンが、良い英語教材の特徴と紹介でした。
書籍などと比べれば当然値は張るわけですが、ボリュームを考えるだけで、書籍の何倍・何十倍と入っているわけなので、特別高いわけじゃないよなーというのが個人的な感想です。(質が悪いやつは、もちろんダメダメとして。)
そりゃ安くすむ分には良いのですが、値段に関して、最後に1つこんな話もしておければと思います。
それは『自己投資』のお話。
正直なところ、大人になってから学習をするというのは結構大変です。
仕事が忙しいとか、家事があるとか、勉強ができない理由を挙げようとすれば、そりゃもう大量に出てきます。
なので、結局大人が英語を身につけられるかどうかっていうのは、書籍・教材の内容の良し悪しもありますが、それ以上に学習をやり遂げることができるのか、というのが一番大切です。
勉強していない時に叱ってくれる先生も、大人になったらいませんからね(笑)
誰しも英語の学習を始めて、1日2日目は「英語が使えるようになるぞ!」と目がキラキラと輝いています。
でもその後3日坊主で「飽きたー、やっぱりいいや!」やめてしまう方が多いです。
英語を身につけること自体に魅力は感じているけれど、なぜそれが続けられないのか。
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人それぞれ理由はありますが、共通したものとして自己投資が足りない、ということあります。
先ほどNHKラジオ英会話が安くて良いと話しました。テキストを買うだけならたった月500円。
これはとっても素晴らしいことだと思います。しかし大人からしたらなんのリスクでもありません。
英語の勉強を辞めたところで、ラーメン一杯我慢すれば終わり。そりゃすぐ勉強やめますよね。
一方で、例えば大手の英会話教室に通うと、月々約5万円、年間なら60万円がかかります。それこそ英語の専門学校にでもいけば年間の学費は150万円ほどかかります。
こうなると、そう簡単にはやめられません(笑)
払った分、回収してやる!
と思うのが普通の人の心情です。
そう考えると、英会話教室ほどお金を払えとは言いませんが、「うーん、ちょっと高いなぁ」と思うぐらいが、覚悟を決めて学習をするにはベストだと思うわけです。
もし本当に英語が身につけたい、ということでしたら身銭を切って自分に投資してみてください。
そして、あなたが三日坊主にならず学習を続けてくれることを祈っています。
以上、長々と最後までお読みいただきありがとうございました。
紹介した教材のまとめ
【初心者向け英会話教材】
スピークナチュラルの公式サイト⇒
https://www.ei-sta.com/natural
英スタのスピークナチュラルレビューページ⇒
https://www.ei-sta.com/kyozai/detail/40
【アルクの英会話教材】
1000時間ヒアリングマラソン
https://www.ei-sta.com/marathon
⇒英スタの1000時間ヒアリングマラソンレビューページ
https://www.ei-sta.com/kyozai/detail/15
【アルクのTOEIC教材】
アルクTOEIC通信教材の徹底比較。スコア別オススメはコレだ
https://www.ei-sta.com/sp/detail/40