日本の迷信と、アメリカ人の旦那

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迷信を信じて暮らしていたことに気付いた

突然ですが、いくら海外生活が長い帰国子女として育ったとは言え、

私は小さい時から色んな迷信を信じて生活していた

というのが結婚して初めて分かりました。

父の実家が農家だったこともあるのでしょう。

小さい時から夜に口笛を吹くと、

蛇が出て来るよ

とか言われたものです。

勿論最初は、「何言ってんの~?!」と子どもながらに言いましたが、

真剣に祖母に「夜、天井から本当にヘビが落ちて来たんだよ」と言われると、

ゾッとし、それからは夜に口笛を吹くことに抵抗が出てしまったのです。

小学校時代の友人に

救急車が通ったら、親指隠さないと、親が持って行かれるよ」

と教わってからは、大人になった今でも、とっさに親指を隠してしまう自分がいたりするんです。

結婚をしてから

自分でも、科学的根拠の全くない迷信を信じているなんて、しょうもないと思いつつ、

結婚するまでは一人の世界で、誰にも迷惑を掛けずに細々とやって来た訳です。

しかし、結婚をすると、

平気で夜に口笛を吹き出す夫の出没。

そして、極めつけは

夜に爪を切る

という予期せぬ夫の行為

自分では昔から親に

夜に爪を切ると親の死に目に会えなくなるから、明日の朝切りなさい

と言われて来た爪切り。

それを堂々と夜にバッチバチ切られると、

その違和感たるや、不快感たるや・・・。

やめてくれ~!!!

という思いになります。

夜に口笛を吹く件

そんな思いから、まずは口笛の件から主人に話してみると、

良いじゃん、楽しいんだから口笛吹きたいし

ヘビ!?どこから出てくんの?!

と大笑い。

「Maiko も気にせず、口笛吹けば良いじゃん!さぁ一緒に!」

とのお誘いも受けました。

ただ、私自身必死に夜口笛吹くのを我慢している訳でもないので、

「いいってば~」

で返し、夜の口笛に関しては散々馬鹿にされて終わりました。

夜に爪を切る件

しかし、爪切りの件については、どうしても馬鹿にされたのが悔しくて、

「日本ではね。爪を夜に切ると、親が亡くなる時に会えないって言われてるの。

こんな日本から遠いアメリカに一人いて、いつも日本の家族が恋しいのに、

死ぬ時に会えないって考えただけでもめちゃくちゃ悲しい・・・。」

とお涙頂戴状態で演技2割本気8割で訴えてみました。

すると、妻を遠い異国の地に暮らさせているという罪悪感をくすぐったのでしょうか。

ヘビの一件に関して馬鹿にしていた主人が、いきなり深刻な面持ちになり、

「分かった。夜に爪を切るのをやめるね」

とまさかの夜の爪切りストップ宣言

な、なんと嬉しい・・・。

この一件以来、今でもしょっちゅう夜に口笛は吹いている方が我が家にはいらっしゃいますが、

夜に爪を切る人は誰一人としていなくなりました。