機内安全ビデオに見る、人種の違いに対する意識

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アメリカ横断には、飛行機が必須

結婚を機にアメリカに移り住んだ私。

アメリカ東海岸に住みながら、主人の実家は西海岸

主人の実家に行くには、必ず5時間ほどの大陸横断フライトが必須です。

そんな訳で、今までに色んな航空会社の飛行機に乗って、東海岸と西海岸を行ったり来たりしてきました。

機内に乗って気付くこと

飛行機に搭乗し、席に着き、シートベルトを装着すると、流れてくるのが

安全ビデオ

最初は、安全ビデオが放送される前に寝てしまっていたり、

他のことをしていたりで、全然気に留めていませんでした。

しかし、ある日、

ん!?

と、「今まで見て来たものとなんか違う!」という思いが。

そして、よーく見ているうちに分かったのが、

登場人物でした。

安全ビデオに登場する人物像の違い

まず、こちらが某日系航空会社安全ビデオ

乗客として描かれているのは、

明らかに茶色黒い髪の毛の人日本人、又はアジア人)か、

異様に髪の毛が黄色く目の青い白人のみ

世界各地を飛ぶ日系航空会社の安全ビデオには、白人とアジア人しか表現されていないのです。

一方で、某アメリカ系航空会社安全ビデオはコチラ。

見える乗客の後頭部の髪の色は至ってバラバラ

また、コチラの航空会社のビデオでは、あらゆる現場で働く社員が次々に登場し、安全について話して行くというスタイル。

黒人、ヒスパニック系、アジア系・・・と社員にもあらゆる人種がいる

ということを表現しています。

国際化を目指す日本の足元にあるもの

昔、航空会社で働いていた経験があるから、安全ビデオの違いなんかに目が行くのかもしれません。

が、やはりアメリカ系航空会社日系航空会社が持っている意識の差は明確。

アメリカ系航空会社安全ビデオには、

色んな人種をまんべんなく映し出さなくちゃ

という意識がひしひしと感じられます。

それは、もちろん、

「○○系の人種は客として認めないということか!?」

とすぐ問題になるうるさい社会だから、という風にも捉えられますが、

社会自体がそういうことに意識を向けている社会だからこそだ

とも言えます。

国際化、国際化と叫ばれている日本。

国際色豊かな大学、国際人を育成する大学、なんていうのも多くの学校のキャッチコピーです。

しかし、何気なく通り過ぎているところに、

日本人の「まだまだ国際人になり切れていないところ

がたくさんあるんです。

日本にも多くの人種が住んでいて、日系航空会社にも白人やアジア人以外の利用者がたくさんいます

なのに、日本人の頭の中には、それがない。

「国際人になろう!」と最初から大きく出なくとも、そういう「小さな気づき」から、国際人はスタートしていると思うのです。

そんなことを気付かせてくれた、機内安全ビデオでした。

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幼少時代から父親の仕事の都合で転校続き。小学校は国内外問わず5回も転校。英語漬になったは15歳から。 その移動癖は大人になっても変わらず、2010年にはアメリカ人と結婚し、現在ワシトンDC近郊にて生活中。 日本の中学校で学んだ正しいと信じてきた英語は、一歩海外に出ると覆されることばかり。コラムでは、実は人見知りでアメリカ人がちょっぴり苦手な私の役に立つ英語失敗談をご紹介したい。 趣味は旅行、語学、料理、ヨガ。興味は、健康、子供、教育。