おじいちゃんのクリスマス

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91歳のおじいちゃん!

主人のおじいちゃんは、91歳

6年前におばあちゃんが亡くなられてからは、ずっと一人で暮らしています。

主人の実家から車で20分程行った所に住んでいるおじいちゃん。

老人コミュニティに住んでいるのですが、老人ホームとは違い、

あくまでも自立したシニア達が住むコミュニティ

なんです。

緊急に備えた医療設備やサービスはないものの、コミュニティ内にはジム図書館多目的ホールなんかもあり、自立したシニアの人たちが楽しめるようになっています。

主人のおじいちゃんもこのコミュニティでブリッジ(カードゲーム)をしたり、聖書の勉強会に参加したり、ボランティア活動をしたりと、毎日暇がない!!とアクティブに生活しています。

そんなおじいちゃんのクリスマスを今回はご紹介します!

一人で暮らしてたってクリスマスの飾り付け

日本で「おじいさんの一人暮らし」と聞いて、まずイメージしてしまうのは、

– 汚い
– 臭い
– 布団しきっぱなし
– テレビの前だけで暮らしてる

の惨めな雰囲気ではないでしょうか。

が、主人のところのおじいちゃんは、そのイメージとはかけ離れます。

まず、こちらがおじいちゃんの家。

クリスマスの飾り付けは自分でやったと言うから驚き。

家の中に足を踏み入れた瞬間も、これまた驚き。

亡くなられたおばあちゃん家庭科の先生だったというだけあって、おばあちゃんお手製の刺繍ワークが家中のあちらこちらに。

(↑テレビ左に掛けられている一瞬絵に見えるものも、実は全部刺繍)

おじいちゃんのリビングルームは、もう正にズボラな主婦顔負け!クリスマスツリーだってちゃんと飾ってあります。

エレガントなおじいちゃんと一緒に教会のクリスマス歌唱劇へ

そんな素敵エレガントじいちゃんの喜ぶ顔が見たいと、

一緒におじいちゃんの行く教会に行ってあげよう!

ということに。

そして、選んだのが宗教問わず参加しやすい、教会でのクリスマス歌唱劇

やって来た教会は、とっても新しいコミュニティーセンターのような場所。

中に入るとおじいちゃん世代の方々がたくさん!

女性たちは赤いセーターを着ていてとっても可愛い!

年を重ねても明るい色を着るってところ、日本人も真似したいですね。

いよいよ始まった、歌唱劇

この日のプログラムが手渡されました。

子どもたちの歌から始まり・・・。

女性たちのコーラスが続きます。

ちなみに皆さん、いつも教会に通っている一般市民なんです。

普通の方々がここまでよくハモったり、上手に歌えるな~と感心してしまいました。

後半のクライマックスでは、キリスト誕生の様子がミュージカル形式で披露されました。

が、私は「それは違うでしょ~」って言いたくなるような、安っぽい天使に釘付け。

歌唱劇が終わったら

耳の遠いおじいちゃん。

舞台上で何が起こってるかなんて、サッパリ分かってなかったと思います。

が、我々夫婦が教会に来てくれたと終始大喜び。

ず~っとニコニコしていました。

歌唱劇が終わった後は、別室へ行き、クッキーやコーヒーを共に歓談タイム。

その時もおじいちゃんの知り合いに次々に紹介され、勝手におじいちゃんの喜びはマックスに。

どんどん人の話の間に割って入り、

「これが私の孫の奥さんです。彼女は日本人なんですよ」

と自慢して周るおじいちゃん。

その後を付いて、

「すみません、すみません、失礼します~」

とフォローも大変でした。

でも、その他参加者もおじいちゃん世代とあって、

「昔、横須賀にいたよ」

とか、

「戦後すぐに鎌倉に1ヶ月間だけ住んでいた」

とか、

「日本が懐かしい。近所にハヤシさんが住んでいたんだけど、その人どうしてるか知ってる?」

と聞かれたりと、彼らの中にある日本に対する温かいモノを感じる事ができました。

アメリカ人なのに神を信じない主人(無宗教者)と、どちらかと言えば仏教の私。

でも、自慢しぃで、エレガントでちょっと耳の遠いおじいちゃんのおかげで、私たちも楽しい時間を過ごすことができました。

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幼少時代から父親の仕事の都合で転校続き。小学校は国内外問わず5回も転校。英語漬になったは15歳から。 その移動癖は大人になっても変わらず、2010年にはアメリカ人と結婚し、現在ワシトンDC近郊にて生活中。 日本の中学校で学んだ正しいと信じてきた英語は、一歩海外に出ると覆されることばかり。コラムでは、実は人見知りでアメリカ人がちょっぴり苦手な私の役に立つ英語失敗談をご紹介したい。 趣味は旅行、語学、料理、ヨガ。興味は、健康、子供、教育。