肩肘張らないアメリカの卒業式

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準備もリハも事前情報もなし!主人の卒業式

主人の卒業式に、主人の家族と共に参加してきました。

が、当日の情報は簡素なプログラム表のみ。最後の最後まで詳細が分かりません

場所もロースクールキャンパスからは離れた、大学のキャンパス。

卒業生全員がどこで、何時に、何を・・・というのを全く把握していませんでした。

そんな様子に、日本人の私は「わざわざサンディエゴからいらっしゃる両親もいるのに・・・」とヤキモキ

車を駐車できる場所はあるの?参列する席はどこ?キャンパスの地図は!?

自由な感じの卒業式

いざ始まった卒業式。

卒業生たちが次々と入場してきます。

ただ、主人を探そうにも、みんな同じガウンを羽織り、全く見分けがつきません

でも、更にどこに誰がいるのか分からなくさせているのが、サングラス

式場は炎天下の中。確かに暑いし、眩しいです。

でも、学長の祝辞、ゲストスピーカーのスピーチの時もみんなサングラス。

もしこれが日本なら、「学長が話してるのにサングラスは失礼だ!外しなさい!」って言い出す人が出てきそう。

卒業式という正式な場であっても、天候に合わせた無理のない格好で臨むのがアメリカ式

「眩しいけど、我慢」とかいう日本にありがちな我慢がないのが、良いですよね。

自由な感じは、参列者も同じ

卒業式となれば、日本では参列者も正装

お父さんはスーツ。お母さんもスーツ。

私の卒業式(日本の大学)の時もそうでした。

でも、ここはアメリカ。やっぱり自由

義父は背広でしたが、お洒落な義母はキャミソールにスカートに麦藁帽子

それ、高級リゾートで着る服やん!!!!

周りの両親達もポロシャツ、チノパン、肌の見えるワンピース等、友達と素敵なランチにでも行くかのよう。

ここでも、自分が過ごしやすい服装で卒業式に参列していたアメリカ人にとても好感が持てました。

時間通りに進まない卒業式。でもみんながエンジョイできた卒業式

誰もが詳細を知らずに始まった卒業式。予想通り、グダグダと遅れてのスタート

卒業証書受領も、苗字がAの人から!と突然言われ、卒業生たちは「あなたの苗字のスペルなんだっけ?」と確認し合いながら、ゾロゾロと整列。

やっぱり終了時間も予定より大幅に過ぎていました。

「まだ始まらない」とか、「大分時間が過ぎてる」とか、初めは気にしていた私。

でも、回りのアメリカ人たちは完全にリラックス。

時間通りにしなくちゃ!と焦ったりせず、心行くまで学生達の卒業を祝福し合っているんです

卒業式終了後のコーヒータイムも、5時まで!とプログラムに書いてあっても、結局は6時くらいまで開催されていたりで。

「早くしなくちゃ!」という気持ちを遣うこと自体がもったいないと気付き、私もプログラムを忘れて、卒業式を思う存分楽しむことにしました。

日本で当たり前のキチキチ感を取払うとこんなにも楽しくなる

事前打ち合わせもない上に、プログラム通りにも進まない卒業式。

なのに、全てが何とか進んでいく卒業式。

それを可能にしているのが、みんながピリピリしたりせず、心からみんなの卒業を喜び合っている雰囲気

これは、

本当に素晴らしい!!!

時間厳守を重んじる日本文化。

式典には厳粛な態度で臨むのが当たり前の日本。

アメリカ人と接していると、「もうちょっとちゃんとやろうよ~」と思うことだってあります。

でも、アメリカ人の日頃からの気楽さが、カッチリとした式典においても、心の余裕に繋がっているのが手に取るように分かりました。

日本人はすぐ「こうしなくちゃいけない」というルールにハマリ勝ち。

でも、誰が作ったかも分からぬ「こうちなくちゃいけない」というルールをナシにして、みんなで楽しむことを一番の目的とすると、こんなにも楽しくなるんですね。

肩肘張らずにその場その場を心から楽しむことを教えてもらえた、最高の卒業式でした。