恥じらいなんてありません!アメリカのトイレ事情

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アメリカのトイレのドア

所変われば、トイレ事情だって変わります。

今回は、ちょっとリアルにアメリカの公衆トイレ事情をお届けしたいと思います。

(アメリカの女性トイレしか知りませんので、あしからず)

アメリカの公衆トイレでまず驚くのが、トイレのドア

え!?と思うほど、下も上も隙間が大きすぎるんです。ドアの長さ、短すぎですって!

写真をご覧下さい。

トイレのドアと壁が、地面から軽く30センチはないんです!

ドア上部も、顔がもうちょっとで見えやしないかと思ってしまうほど。

しかもドアを閉めると、隙間が5ミリは開くという杜撰さ。

だから、通りすがる度にトイレの中でチラチラ動く人の影や、その人の足が見えるんです・・・。

何故この中途半端なドアサイズかと調べてみると、色々理由はあるようで。

まずは犯罪防止。完全密室にならぬよう、ある程度人の目が届くようになっているんですね。

次の理由はなんともアメリカらしい視点。隙間が開いていると、誰が入っているか一目瞭然だから、という理由。

でも、人のふくらはぎから下全部を見なくたって、人が入っていることは分かると思うんですが・・・。

そして、最後は極めてマイナーな理由!

ドアサイズを小さくした方が、ドア製造費を節約できるからじゃない?という声。

日ごろはプライバシーだの、個人情報だの、何かにつけて個人重視を訴えるアメリカ人ですが、いざトイレに入ると、この有様。

プライバシーどころか、3割公開トイレですやん!

「音姫」不要のアメリカ

極めて話の内容が女性寄りになりますが、日本では女性達の間で「音姫」がかなり支持されていると思います。

「音姫」が設置されていなければ、トイレを流しながら用を足すのが日本人女性のエチケット。

でも、アメリカにはそんなの一切不要

そんな恥じらいなんて、アメリカ人女性には全くありません。

どんなにエレガントで美しい女性でも、お構いなしの大音量。

自分の音を消すための水音なんてアメリカで一切聞いたことがないんです。

日本人が自分の音を消そうと懸命になっても、人の音がガンガン聞こえてくると、どこか複雑な気になります。

アメリカのトイレの好きなところ

「誰が入っているか一目瞭然」、「ノックしなくていいじゃない」、「音なんて気にしない」なんていう合理的アメリカ人にぴったりなアメリカのトイレ事情。

足が見えていようが、自分の音が外に聞こえようが、そんなのお構いなし。

そこまで女性が開放的になるのはちょっと・・・と私にはまだ恥じらいの気持ちが残ります。

でも、アメリカのトイレで気に入っているところは、必ずハンドソープがあるところ。

日本の公衆トイレで、ハンドソープがないことって多くないですか?

日本に遊びに来ていた義母もその点をすごく不快がっていました。

アメリカでハンドソープがなかった経験はほぼゼロ。そして、大抵ペーパータオルも常備されているので、安心です。(ハンカチを持ち歩く女性がいないというのもあるでしょうが・・・。)

アメリカに来たら、この開放感溢れるトイレを是非楽しんでみてください。